再雇用者の年次有給休暇について

Q.ある社員を再雇用しようと考えていますが、年次有給休暇は新たに採用した場合と同様に6ヶ月後から発生するとしても問題ないでしょうか?

A.年次有給休暇は継続勤務期間ごとに出勤率8割以上の場合に与える最低限の日数が定められています。継続勤務とは、労働契約の存続期間、すなわち在籍期間を言います。
 再雇用前の勤続期間が継続勤務期間か否かについては、勤務の実態に則し、実質的に判断されます。
 (1)定年退職による退職者を引き続き嘱託等として再採用している場合(退職手当規程に基づき、所定の退職手当を支給した場合を含む)。ただし、退職と再採用との間に相当期間が存し、客観的に労働関係が継続していると認めらない場合は、この限りではない。
以下省略
 要するに、労基署の立場としては次のように判断しています。
@定年後再雇用者は原則として、すべて同じ企業に継続勤務しているとみなす。
A上記の例外は、相当の期間(最低でも2ヶ月以上程度)を開けて就職した場合のみ。
つまり結論は次のようになります。
@定年後再雇用者には、原則として、定年時に未使用で残っていた有給休暇の残日数をすべて使用できる権利がある。
A残日数を引き継がないようにするには、再雇用するまでに相当の期間を開けなければならない。