残業手当の定め方について


Q.私の知り合いの社長から「当社では残業手当を定額にしている」という話しを
  聞いたのですが、例えば全社員一律20,000円など残業手当を毎月固定にして
  しまってよいでしょうか?





A.労働基準法では、第37条の規定により、通常賃金の2割5分以上の率で計算
  した割増賃金を支払うよう定めています。


  これを通常「残業手当」、又は「時間外労働手当」などと呼んでいます。


  つまり割増賃金(=残業手当)は、労働時間に応じて計算されるべきですが、
  お知り合いの会社のように、就業規則や労働協約において、一定額、または、
  時間数で一律の割増賃金を定める場合もあります。


  ただし、こうした場合であっても、それぞれの社員の残業が、法定通りに計算
  された残業手当の範囲内に抑えられていることが必要です。


  したがって毎月定額であっても、ある月にその一定額を超える残業をした場合
  には、超えた分を支払うことが必要となります。

  
  もちろん翌月に残業が少なかったからといって、先月の超過分を差し引くことは
  できません。