休日出張について


Q.先日、社員を出張させたのですが、朝一番からの会議だったので前日の日曜日(休日)から出張させました。社員は休日の出張なので、休日出勤手当を支払ってほしいと言いますが、支払う必要はあるのでしょうか?



A.出張については、さまざまなケースがあり、法律では特別な定めをしていませんので、行政官庁の通達や裁判の判例を参考にすることになります。

出張に伴う移動時間について判例は
「出張の往復に要する時間は、労働者が日常の出勤に費やす時間と同一の性質であると考えられるから、労働時間に参入しなくとも良い」としています。

また、通達では「出張中の休日はその日に旅行する等の場合であっても、旅行中における物品の監視等別段の指示がある場合の外は休日労働として取り扱わなくても差し支えない」とされています。

したがって、ご質問のケースでは、特に商品などの運搬を指示していない限り休日労働にあたらないことになり、通常の賃金や割り増し賃金を支払う必要はありません。

しかし、実務上は、日曜日等法定休日の出張については、休日労働として休日手当を支払うのではなく、出張手当や日当などで対処するのが好ましいと思われます。