通勤途中の災害について

Q.通勤途中の災害が、どこまで認められているのかがよく分からないので教えて下さい。

A.労災には業務中に起こったもの(業務災害)と通勤途中に起こったもの(通勤災害)の2種類がありますが、今回は通勤災害について説明させていただきます。

具体的には通勤の途中における交通事故、電車の急停車による転倒や負傷、駅の階段での転落など通勤中に発生した災害が認められています。けんかを仕掛けたこと等による故意の負傷などは認められません。

また、通勤の途中で経路をはずれたり、中断して別の行動をとった場合に起こった災害は労災として認められません。具体的には通勤の途中でパチンコ店に寄る場合、映画館に入る場合、友人と長時間にわたって喫茶店で話し込む場合などが該当します。

ただし、通勤経路の近くにある公衆トイレを利用する場合、経路上の店でタバコや新聞を購入する場合は通勤経路を外れた、中断したとは言えません。

ただ、通勤経路を外れたり、中断して別の行動を取る場合でも、それが日常生活上必要な行為であってやむを得ない事由により行う最小限度のものならば、その後の通勤に戻った場合に起こった災害は労災として認められる場合があります。

例えば@日用品等の購入 A公共の職業訓練施設に行く場合 B選挙に行く C病院に診察に行く などがこれにあたります。