貯蓄と投資

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> お金の殖やし方には大きく分けて『貯蓄』、『投資』、『投機』の3つの
   方法があります。それぞれの違いを理解しましょう。
  
   これからの資産運用では『貯蓄』(=安全性を重視するお金)と『投資』
  (=殖やすためのお金)のバランスを考えることが重要になります。
 
リスク
 投資
 投機
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1.貯蓄と投資と投機

 お金の殖やし方には、大きく分けて『貯蓄』、『投資』、『投機』の3つの方法があります。資産運用の基本を理解するために、資産運用における『貯蓄』、『投資』、『投機』とはどういうものであり、その違いはどこにあるのかを理解する必要があります。


◆貯 蓄

『貯蓄』とは文字通り、お金を貯めて蓄えることです。元本に対して事前に約束された利息が支払われ、満期時には元本が全額戻ってきます。
 具体的な金融商品で言えば、銀行や郵便局の預貯金など元本・利息が保証されている商品が代表的な貯蓄商品といえます。安全で確実性の高い商品ですが、決まった利息以上に殖えることはなく、どちらかと言うと元本自体をコツコツ貯めていくイメージの方が近いかもしれません。

◆投 資

『投資』とは将来の成長が予想される有望な投資先を見つけて、長期的なスタンスで資金を投じるものです。代表的な投資商品には株式がありますが、成長性の高い有望な企業の株式に投資することにより、期待通り成長すれば、投じた資金(元本)を大きく殖やすことができます。また、外貨預金も通貨に投資する投資商品の一つです。通貨は経済を映す『鏡』といわれており、外貨預金への投資はその国の経済の成長性を評価したものと考えることができます。
 投資は貯蓄よりも高い収益が期待できるものの、貯蓄と異なり収益は事前に確定したものでなく、予想を上回ることも下回ることもあります。このように収益が変動することを『リスク』と呼んでおり、リスクが大きければ損失(元本割れ)が生じることもあります。






















『投資』と『投機』の違い

   投資のイメージ                      投機のイメージ
       




将来有望な企業に資金を投じて、長期的に成長するのをじっくり待つのが本来の投資です。

投機とは大きな収益を追い求めて、短期的な売買を繰り返すことをいいます。

◆投 機

『投資』と言うと、常に相場の動きを見て資金を投じ、思惑通りに値上がりすれば利益を得るために売却し、裏目に出て値下がりしそうになればマイナスを抑えるために損切りする、そんな生き馬の目を抜くような危険な世界あるいはギャンブルに近いイメージを持つ方もおられるかもしれません。しかし、こうしたイメージは『投資』のものではなく、むしろ『投機』を表したものといえます。

 『投機』とは、機(チャンス)を見て資金を投じるもので、より大きな収益を追い求めて短期的な売買を繰り返すことをいいます。基本的には投資と同じ金融商品が売買の対象になりますが、投資と明らかに異なるのは短い期間に頻繁に売買する点にあります。投資と投機は全く異なるものであり、投機で成功するには情報収集力と高度な分析力が必要になります。




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