投資ガイダンス
14.長 期 投 資
                                                   

株式などのリスクが高い金融資産は短期的には値上がりしたり値下がりしたり、大きな変動を繰り返すものの、長期で見れば短期的な変動が相殺され、緩和されていく傾向があります。

下図は日本株式に投資した場合の長期投資の効果を分析したものですが、1965年から2003年までの39年間の投資期間別に見た投資収益率の最高リターンと最低リターンを計算しています。

1年間投資したケースではリターンのバラツキが大きく、最高リターンと最低リターンの変動幅も大きいものになっています。

しかし、10年間の投資期間で見ると、期間平均で見たリターン(年率換算)は変動幅が大幅に縮小し、安定度が増していることがわかります。

また、バブル期の影響もあり、投資期間10年〜15年では平均リターンがマイナスになるケースも生じていますが、(バブル期の1987年〜1989年にかけて投資した場合にマイナスが発生)、投資期間が15年間を超えると元本割れ(マイナスリターン)のケースもなくなります。



    
上記分析は過去の実績に基づくものですが、短期的にはリスクの大きい商品でも長期で運用すればリスクを低く抑えられることを示しています。

年金資産など長期にわたる資産運用では、短期的なリスクばかりに気をとられずに、長期的なスタンスからリスクのある商品(債権・株式・外貨建て資産等)にも取り組む必要があります。