投資ガイダンス
2.これからの資産運用は?
わが国では、個人の金融資産残高に占める預貯金の比率が諸外国と比較して非常に高く、その一方で、債権、株式、投資信託などの投資商品のウエイトは低い数字にとどまっています。

これは、預貯金が安全であるうえに金利もそれなりに高かったため、貯めておけばお金を殖やせるといった状況が長く続いたことが要因にあげられます。

また、右肩上がりの経済成長を背景に給与は年々増加し、定年後は老後の生活を送るのに充分な年金を受け取ることができたことから、日本人のほとんどが預貯金以外の資産運用を考える必要はなかったといえます。

しかし、これからの資産運用では積極的に『投資』について考える必要があります。
今や終身雇用や年功序列は崩壊しつつあり、安定した収入を得られる保証はなくなってきました。

また、高齢化社会を迎えて、公的年金制度は年金支給額の水準が低下するだけでなく支給開始年齢も引き上げられており、老後資金はには自助努力が求められるようになっています。

一方、わが国では歴史的な低金利が続いており、金利水準を現行の0.1%を前提とする元本を2倍にするのに720年もかかってしまう計算になります。貯蓄だけでお金を殖やすとしたら、老後生活に充分な資金を確保できるかどうか心もとない感じです。

したがって、今後の資産運用では、自分自身の運用目標を明確にして、それを達成するためにどれだけのリスクならとっても大丈夫なのかを見極めたうえで、『貯蓄』(=安全性を重視するお金)と『投資』(=殖やすためのお金)のバランスを考えることが重要になります。



●個人金融資産残高の日米比較(2004年末)


●日本の預金金利の推移
預金金利が0.1%だと
元本を2倍にするには
720年かかる!
(データー出所)日本銀行


                                                         
                                              
預金金利が0.1%だと
元本を2倍にするには
720年かかる!