投資ガイダンス
6.リスクの考え方
                                                     

1.リスクとは?

リスクの意味

 今まで何度か『リスク』という言葉を使ってきましたが、『リスク』とは一体何のことでしょうか?日常的には、リスクとは『危険』とか『損失』(=元本割れ)の可能性といった意味で用いられますが、資産運用の世界では、リスクとは『将来予想される収益のブレ』あるいは『当初予想したとおりの収益にならない可能性』の意味で用いています。損失だけをリスクというのではなく、将来の収益(リターン)が当初見込んだ収益よりも増えることも減ることも含めて、その『不確実性』をリスクと呼んでいます。では『どれだけ損したり儲かったりするのか?』と言えば、実際にリスクを測ってみる必要があります。

リスクの計算方法

資産運用の世界ではリスクを測る指標として、統計学の『標準偏差』(ひょうじゅんへんさ)を一般的に用いています。標準偏差と言うと難しく聞こえるかも知れませんが、簡単に言えば『収益が上下にどれだけ変動するかを数値化したもの』です。標準偏差の計算方法は、下図で紹介しています。でも、難しければ『こんなふうに計算するんだ』というぐらいの感じで十分です。具体的な計算方法よりも、標準偏差の見方を覚えて実際の資金運用において役立てることのほうが重要です。